一人一人の子どもの発達過程と個人差に配慮して保育することは、保育の基本です。
また、一人一人の子どもの成長の足取りは様々ですが、子どもが辿る発達の道筋やその順序性には共通のものがあります。
このことを踏まえ、保育指針では誕生から就学までの子どもの発達を8つの区分に分け、それぞれの特徴を示し、乳幼児期の子どもの成長への理解を促しています。
しかし、この発達過程区分は同年齢の子どもの均一的な発達の基準ではありません。
保育指針では、子どもの発達を年齢で画一的に捉えるのではなく、「おおむね」という言葉を用いて、子どもの発達の個人差や、行きつ戻りつ成長する子どものおおよその姿をトータルに捉えるとともに、子どもの発達のプロセスを重要視しています。
改定保育所保育指針 Q&A50