保育指針の基本原則を押さえて創意工夫を図るとはどういうことか? 改定保育所保育指針 第1章「総則」 

今回の改定により告示化された保育指針は基準として規定する事項を基本的なものに限定し、その内容の大綱化を図っています。
基準としての性格を明確化する一方で、保育の実施においては各保育所の自主性、独自性、創意工夫が尊重されるよう、記述内容を精選しています。

保育所における保育は、本来的には、各保育所における保育の理念や目標に基づき、子どもや保護者の状況や地域の実情等を踏まえて行われるものであり、その内容については、各保育所の独自性や創意工夫が第一義的に尊重されるべきです。
その一方で、すべての子どもの最善の利益のためには、子どもの健康や安全の確保、発達の保障等の観点から、各保育所が行うべき保育の内容等に関する全国共通の枠組みが必要です。
このため、保育指針において、各保育所が拠るべき保育の基本的事項を定め、保育所において一定の保育の水準を保つことにしています。

全国の保育所においては、この保育指針に基づき、子どもの健康及び安全を確保しつつ、子どもの一日の生活や発達過程を見通し、保育の内容を組織的、計画的に構成し、保育を実施することになります。
この意味で、保育所保育指針は、保育環境の基準(児童福祉施設最低基準における施設設備や職員配置等)や保育に従事する者の基準(保育士資格)と相まって、保育所保育の質を担保する仕組みであるといえます。

保育指針の第1 章に示された「保育の原理」を踏まえ、それぞれの地域性や保育環境を生かすとともに子どもや保護者の状況などを考慮して、より具体的な保育の計画や保育の方法を編み出し、日々の保育に取り組んでいただくことが必要です。

改定保育所保育指針 Q&A50