ヒヤリ・ハットの事例の収集・分析はなぜ必要でしょうか。

保育所保育指針解説書(平成30年2月)では、重大事故の発生防止のため、「あと一歩で事故になるところであったというヒヤリ・ハット事例の収集及び要因の分析を行い、必要な対策を講じるなど、組織的に取り組みを行う」と記されています。

また、「事故発生時のためのガイドライン【事故防止のための取り組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月 内閣府・文部科学省・厚生労働省)では、事故発生防止に関する留意点として、ヒヤリ・ハット事例の収集および分析の取り組みについて次のとおり紹介しています。

(参考)
重大事故の発生防止、予防のための組織的な取り組みについて 重大事故の発生防止、予防については、ヒヤリハット報告の収集および分析が活用できる場合もあるため、以下の取り組みを行うことが考えられる。
ア 職員は、重大事故が発生するリスクがあった場面に関わった場合には、ヒヤリハット報告を作成し、施設・事業者に提出する。
イ 施設・事業者は、集められたヒヤリハット報告の中から、上記①のア~オ(ア 睡眠中、イ プール活動・水遊び、ウ 誤嚥【食事中】、エ 誤嚥【玩具、小物等】、オ 食物アレルギー。詳細は同ガイドライン参照)の重大事故が発生しやすい場面において、重大事故が発生するリスクに対しての要因分析を行い、事故防止策を講じる。
ウ 施設・事業所は、事故防止策について、下記(2)における研修(同ガイドライン参照)を通じて職員に周知し、職員は、研修を踏まえて教育・保育の実施に当たる。

上記のとおり、ヒヤリ・ハットの事例収集・分析の重要性に鑑み、施設においてその取り組みに努めてください。